Glapola

ガラス偏光子Glapola®は岡本硝子オリジナルの耐熱ガラスを母材とした、高い耐熱性と耐候性を有する偏光子です。斜入射光による偏光特性の劣化が少ないことから、使用角度を問わず使用することが可能です。

用途例：液晶プロジェクタ、映込み防止など

入射角依存性（633nm）

Glapola 主な仕様

Glapola-Plusは、入射角度依存性の少ないGlapola®の表面に各種光学薄膜を蒸着した素子です。特に偏光分離膜を蒸着したGlapola-PBSは消光比60dB以上の非常に高い直線偏光を得ることができます。

用途例：レーザー加工機、偏光計測機など

例：Glapola+偏光分離膜

Glapola-Milliono(グラポラミリオーノ)は鏡筒形状なので回転素子として使いやすく、60dB 以上の消光比も有しているためグラントムソンの代用としてもご使用になれます。光学ガラスの対称配置により、回転時に生じる「ビーム偏角(光軸ズレ)」も抑制しました。

用途例：レーザー加工機、偏光計測機など

角度-消光比特性例（532nm）

Glapola-CubeはGlapola-PBSを直角ガラスキューブで挟み込んだ偏光分離素子です。光を入射した際の屈折率変化による光軸ズレが発生しにくく、平板の光学素子で起こりやすい「波面収差による光の歪み」も解消いたしました。また、直角形状の素子であることから、アライメントも容易に行うことが可能です。Glapola-Cubeから反射したs偏光の光をさらに良好な直線偏光にするオプションも取り揃えております。お気軽にお問い合わせください。

用途例：干渉利用機器（振動器、測長機）など

Glapola-Cube 概略図

平板PBSを使用して作製した干渉縞は波面収差の影響により波面が乱れますが、Glapola-Cubeを使用して作製した干渉縞は光の歪が解消され、良好な波面を作り出します。