Ega-rimプロトタイプ外観
Ega-rim用ホログラム露光光学系により、FIGURAフィルムを用いて試作した、照明ユニット:Ega-rim プロトタイプの外観です。この写真から判るように、FIGURAフィルムはホログラム形成後には透明度が高く、ほとんどホログラムフィルムが貼付けられているのも分かりません。
Ega-rimはあくまで照明の機能を持たせたホログラムであり、映像は記録されていません。従って、ここに貼付けたFIGURAフィルムには立体映像は記録されておらず、照明配置の写真に示した矢印のように、45°方向に照明光を出射する働きを持っているだけです。
照明配置
Ega-rimプロトタイプによる 3D立体映像の観察結果
これは、試作したEga-rimプロトタイプを用いての、3D立体映像の観察結果です。
本実験では厚さ10mmのガラスを使用しました。ガラスの端面から照明光としてレーザー光を入射させると、ガラスの表面からホログラム画像観察に最適な照明角度(45度)の照射光が出射されます。この実験によって、記録されたImage Hologramから鮮明な3D画像が再生されることを確認しました。
さらに、その発展型 Ega-rimの薄型プロトタイプを試作しました。
前述とほぼ同様な特殊露光により設計製作されたホログラムを、厚さ1mmの透明ガラス上面に取り付けています。対物レンズ(NA = 0.4)から放射された緑色レーザー光(532nm)を厚さ1mmのガラスの端から入射させたところ、その光はガラス内部の臨界角反射によってホログラムに導かれ、ガラス表面から所望の角度で出射されました。この実験によりEga-rimの商品コンセプトを実証することが出来ました。